東京、横浜へ行ってきました
2008年12月03日/ 探検レポート
こんにちわ
まちアートが終わってはや1ヶ月…月日が経つのはほんとに早いですね。。
さて、これももう1ヶ月ほど前の話ですが、11月頭の連休を使って、東京&横浜へ行ってきました。
お目当ては、「取手アートプロジェクト」「デザイナーズウィーク」「Design TIde」「横浜トリエンナーレ」の4本だて。
2日間でぎゅっと圧縮して回ってきました。
まずは、ちょっと遠い取手から。
このイベントは、茨城県の取手市内で毎年場所を変えながら、その年々でその場所性を引き出すテーマを設けて、続けられているイベントです。
2年前にも行ったのですが、この時はどちらかというとお祭りの雰囲気が強く、ヤノベケンジをはじめ勢いのある空間演出がされていました。
ちなみにその時は、もう使われなくなった終末処理場(本名)という下水処理場をつかったものでした。
今年は市内の井野団地という、日本あらゆるところでみられるような高度経済成長期に建てられた団地内。
団地特有の生活感や住戸内の古くささ、建物同士の広がり感をうまく活かした作品が多く、団地の空間を感じさせるものが多く展示されていました。
▼柴田祐輔 ヘイ!カモン間接照明

家の中のあらゆる物を照明に。上のは炊飯器、下に光っているのはアイロン。生活の場所だからこそ、新しい生活に憧れて入居した団地だからこそ魅力的な展示でした。この他にも、掃除機やゴキブリホイホイ、流しの排水口、スリッパなどが光ってました。
▼奥中章人 world-danchi

一本の針金で作られた球体。ちょっとオブジェ感が強かったが、建物との距離感が微妙なよい感じでした。
取手アートプロジェクトで特筆すべきは、地域との一体感と場所との一体感。
取手市内には芸大があり、元々芸術が盛んではあるのですが、地域のボランティアの方が多くいて、何でも案内してくれます。
この団地だからこそできること、人が住んでいた場所だからこそできること、空が見えるからこそできること、高度経済成長期に建てられたからこそできること、全部が全部というわけではなかったですが(苦笑)そんなことを感じていました。
ということで東京へ戻り、夕方からはデザイナーズウィークへ行ってきました。
▼コンテナ展の開催風景

▼展示場内の風景

デザイナーズウィークとは、インテリアやプロダクトなどの見本市のような感じで、様々なデザイナーや企業、学生が参加しているものです。
4、5年前に行ったときよりも企業性が強く、ちょっと敷居の高い感じになってて残念でしたが、各企業のコンテナ展など、独特の演出での商品アピールが見れ、こういう見せ方もあるなーなどと感心しながら見ていました。
ただ、空間演出にこりまくってるわけではなく、空間演出という意味では、神戸のビエンナーレの方が刺激の強かったような感じがします。。
そして次の日は、まずmidtownで開催されていたDesign Tideへ。デザイナーズウィークと同時開催され、住み分けとしてはこちらは個人で活躍されている方がメインだったような感じです。
こちらもプロダクト、建築、インテリア、グラフィックなど、様々な分野での展示をしていました。
▼会場風景

ふんわりとした透け透けの布での会場構成、お隣りさんとつながっていって全体で一つの小さなまちみたいな、なんとなくそんな感じを受けました。
こんな展示方法もおもしろいですね。
最後に横浜へ移動して、トリエンナーレへ。
トリエンナーレはうっでぃがたっぷりと紹介してくれたので、省略しつつ…笑
うっでぃも言ってましたが、僕も現代アートってなんなんだ?と思いながら見ていました。
僕自身も一番衝撃的だったのは、十字架にはりつけられた家畜と血まみれになった人間の展示。
入った瞬間、うっ…と本能的に出たくなりましたが、何とか理解してみようと思い、しばらく中で受け止めようとしましたが、やっぱりだめでした。。
ということで、個人的なお気に入りを幾つか
▼Tony Conrad ブルネレスキ

単純にTIME CREVASSEというテーマにあってるなーと思いながら見ていた作品。決して同じ時間はない、とまじまじと感じさせるものでした。
実は、この球は弾だそうで、その目でみるとまた違った感覚を得たのかもしれないです。
▼Peter Fischli & David Weiss ネズミとクマ

この2匹生きてます。もちろんぬいぐるみですが、心臓がどくどくと動いている、そんな作品です。
それにしてもこの格好…さらに人間らしさをも感じさせてくれました!
▼Shilpa Gupta 私たちの生きる時代に

2つのマイクがバランスをとってシーソーみたいに動いている作品。で、動きつつ、2人の会話が聞こえる。
リズミカルで見ていて2人の世界に引き込まれる感じでした。
▼笹本晃 リメンバリング/モディファイング/ディベロッピング

展示空間の中に、ビデオカメラとモニターがいくつか散りばめられてあって、それぞれが結構バラバラにおかれている。
なので、モニターを見つつビデオカメラを探そうとし、さらに散りばめられた作品が目に入ると、自分がどこにいるのか訳が分からなくなる…そんな展示でした。作者の意図に、もろにはまったかな…苦笑
▼みかんぐみなど ルーフトップパラダイス

これはトリエンナーレではないですが、横浜で活動しているBankARTが主催する、BankART Lifellというイベントの中で行われていた展示。
BankARTの屋上にまちをつくりだすというコンセプトのもと、様々な視点でこんなものがまちにあったら面白い、まちにはこんなものが必要じゃないかなどというものを配置し、全体でそれぞれを混在させながらもそれぞれが依存しているような感じで、それはまさに都市そのものかもしれないなーとか思いながら見ていました。
この展示は見るだけではなく、登ってみたり、入ってみたり、座ってみたり、跳んでみたりといろんなアクションを楽しめる作品ばかりでした。しかも夜、晴れていたので港町の夜景もきれいでした!
という感じで、アート半分、その他半分といった感じでしたが、久しぶりに偵察?してきました。
今年はもう冬に突入なので、アートイベントなどもへってきてしまいましたが、ヒマをみつけては色々と出かけて行きたいと思っています。
ながーい投稿、しつれいしました。
くし
まちアートが終わってはや1ヶ月…月日が経つのはほんとに早いですね。。
さて、これももう1ヶ月ほど前の話ですが、11月頭の連休を使って、東京&横浜へ行ってきました。
お目当ては、「取手アートプロジェクト」「デザイナーズウィーク」「Design TIde」「横浜トリエンナーレ」の4本だて。
2日間でぎゅっと圧縮して回ってきました。
まずは、ちょっと遠い取手から。
このイベントは、茨城県の取手市内で毎年場所を変えながら、その年々でその場所性を引き出すテーマを設けて、続けられているイベントです。
2年前にも行ったのですが、この時はどちらかというとお祭りの雰囲気が強く、ヤノベケンジをはじめ勢いのある空間演出がされていました。
ちなみにその時は、もう使われなくなった終末処理場(本名)という下水処理場をつかったものでした。
今年は市内の井野団地という、日本あらゆるところでみられるような高度経済成長期に建てられた団地内。
団地特有の生活感や住戸内の古くささ、建物同士の広がり感をうまく活かした作品が多く、団地の空間を感じさせるものが多く展示されていました。
▼柴田祐輔 ヘイ!カモン間接照明


家の中のあらゆる物を照明に。上のは炊飯器、下に光っているのはアイロン。生活の場所だからこそ、新しい生活に憧れて入居した団地だからこそ魅力的な展示でした。この他にも、掃除機やゴキブリホイホイ、流しの排水口、スリッパなどが光ってました。
▼奥中章人 world-danchi


一本の針金で作られた球体。ちょっとオブジェ感が強かったが、建物との距離感が微妙なよい感じでした。
取手アートプロジェクトで特筆すべきは、地域との一体感と場所との一体感。
取手市内には芸大があり、元々芸術が盛んではあるのですが、地域のボランティアの方が多くいて、何でも案内してくれます。
この団地だからこそできること、人が住んでいた場所だからこそできること、空が見えるからこそできること、高度経済成長期に建てられたからこそできること、全部が全部というわけではなかったですが(苦笑)そんなことを感じていました。
ということで東京へ戻り、夕方からはデザイナーズウィークへ行ってきました。
▼コンテナ展の開催風景


▼展示場内の風景


デザイナーズウィークとは、インテリアやプロダクトなどの見本市のような感じで、様々なデザイナーや企業、学生が参加しているものです。
4、5年前に行ったときよりも企業性が強く、ちょっと敷居の高い感じになってて残念でしたが、各企業のコンテナ展など、独特の演出での商品アピールが見れ、こういう見せ方もあるなーなどと感心しながら見ていました。
ただ、空間演出にこりまくってるわけではなく、空間演出という意味では、神戸のビエンナーレの方が刺激の強かったような感じがします。。
そして次の日は、まずmidtownで開催されていたDesign Tideへ。デザイナーズウィークと同時開催され、住み分けとしてはこちらは個人で活躍されている方がメインだったような感じです。
こちらもプロダクト、建築、インテリア、グラフィックなど、様々な分野での展示をしていました。
▼会場風景


ふんわりとした透け透けの布での会場構成、お隣りさんとつながっていって全体で一つの小さなまちみたいな、なんとなくそんな感じを受けました。
こんな展示方法もおもしろいですね。
最後に横浜へ移動して、トリエンナーレへ。
トリエンナーレはうっでぃがたっぷりと紹介してくれたので、省略しつつ…笑
うっでぃも言ってましたが、僕も現代アートってなんなんだ?と思いながら見ていました。
僕自身も一番衝撃的だったのは、十字架にはりつけられた家畜と血まみれになった人間の展示。
入った瞬間、うっ…と本能的に出たくなりましたが、何とか理解してみようと思い、しばらく中で受け止めようとしましたが、やっぱりだめでした。。
ということで、個人的なお気に入りを幾つか
▼Tony Conrad ブルネレスキ


単純にTIME CREVASSEというテーマにあってるなーと思いながら見ていた作品。決して同じ時間はない、とまじまじと感じさせるものでした。
実は、この球は弾だそうで、その目でみるとまた違った感覚を得たのかもしれないです。
▼Peter Fischli & David Weiss ネズミとクマ


この2匹生きてます。もちろんぬいぐるみですが、心臓がどくどくと動いている、そんな作品です。
それにしてもこの格好…さらに人間らしさをも感じさせてくれました!
▼Shilpa Gupta 私たちの生きる時代に


2つのマイクがバランスをとってシーソーみたいに動いている作品。で、動きつつ、2人の会話が聞こえる。
リズミカルで見ていて2人の世界に引き込まれる感じでした。
▼笹本晃 リメンバリング/モディファイング/ディベロッピング

展示空間の中に、ビデオカメラとモニターがいくつか散りばめられてあって、それぞれが結構バラバラにおかれている。
なので、モニターを見つつビデオカメラを探そうとし、さらに散りばめられた作品が目に入ると、自分がどこにいるのか訳が分からなくなる…そんな展示でした。作者の意図に、もろにはまったかな…苦笑
▼みかんぐみなど ルーフトップパラダイス


これはトリエンナーレではないですが、横浜で活動しているBankARTが主催する、BankART Lifellというイベントの中で行われていた展示。
BankARTの屋上にまちをつくりだすというコンセプトのもと、様々な視点でこんなものがまちにあったら面白い、まちにはこんなものが必要じゃないかなどというものを配置し、全体でそれぞれを混在させながらもそれぞれが依存しているような感じで、それはまさに都市そのものかもしれないなーとか思いながら見ていました。
この展示は見るだけではなく、登ってみたり、入ってみたり、座ってみたり、跳んでみたりといろんなアクションを楽しめる作品ばかりでした。しかも夜、晴れていたので港町の夜景もきれいでした!
という感じで、アート半分、その他半分といった感じでしたが、久しぶりに偵察?してきました。
今年はもう冬に突入なので、アートイベントなどもへってきてしまいましたが、ヒマをみつけては色々と出かけて行きたいと思っています。
ながーい投稿、しつれいしました。
くし
Posted by からほりスタッフ at 23:46│Comments(0)